2018年5~6月に読んだ本まとめ

日々是好日。
 
最近ますます本を読む数が少なくなった
マネクエ(@moneyquest_com)です。

読む本は少なくなりましたが、どうでもいい本は読まず、内容が濃ゆい本を読んでいます。

なかなか読むのが進めないのは、内容が濃ゆく、著者の自伝やストーリー型式なので、読み飛ばし速読ができません。

しかし、どうでもいい本を沢山読むより、内容のある本をジックリ読む方が価値が高いです。

読書1000冊越えた辺りからそう思い始めました。

なので、最近の傾向はシッカリ読んで血肉にする事を意識しています。

今回は2ヶ月分をまとめてレビュします。

2018年5月に読んだ本

評価:★★★★★
壮絶な内容!若くして成功し上場までした著者が倒産と破産を経験
 
 
とんでもなく、波乱万丈の人生です。
大成功と大失敗。

スケールが大き過ぎて、経験した人は日本でも数名しかいないのでは無いかという波乱万丈っぷりです。

若い頃から優秀な著者は、若くして独立、迂余曲折ありながらも、圧倒的なスピードで上場を果たしてしまう。とんでもなく優秀で努力家です。

しかし、強引な経営とリーマンショックという100年に一度の大不況が襲う。
四苦八苦しながら資金繰りに奔走するが、尽力虚しく経営破綻(民事再生)する。

ここまでの、経緯はリアルに描写されており何も飾っておらず物語のように読めました。
魂がこもった文章でドラマやドキュメンタリーにして欲しいと思うほどでした。

400億の負債と自己破産までしてしまった著者ですが、再起してからも商才は衰えておらず、あっという間に100億近くの年商をたたき出しています。

また、以前の仲間(著者の部下等)も独立し、数十億円規模の会社を経営しています。

文章からも、努力がにじみ出ていますが、鬼の努力とセンスがあり、誰でも真似できませんし、かなりメンタルも強いと思います。

成功より失敗に焦点が当てられており、惨めな部分もかなりさらけ出しています。
学ぶ所が多すぎて心に刻み込まれました。

この著書をだしてくれた著者に感謝しています。

読了日:5月1日 著者:杉本 宏之


評価:★★★★
小玉節が炸裂した痛快な人間関係攻略法!
 
 
読んでて面白いです。
著者らしい痛快な切り口でズバズバ切り込んでいますw

iPhoneデータ損失事件の件は面白かったです。
以前、ロンドンハーツで『梨花』も言っていましたが、データが消えた後に残った件数は30件程

著者は、17件。

SNSや連絡手段が多様に増えたとは言え、著名人・有名人でさえこの人数。
いかに、人や繋がりに依存しているかが分かる事例でした。

人間関係の片付け整理術】いい内容ですw

人間関係を増やすな!

巷では人脈や人間関係構築術などが流行る中、全くの逆行を行くのが素敵です。
著者は、インターネット業界では、かなり有名で一流のマーケティング能力を持っています。

その著者が言う言葉だからこそ説得力があります(結果も出していますし)

最後に、会社での飲み会で『お酌ひっくり返し事件』は流石ですww
99%の人ができないと思いますが、こういうぶっ飛んだ話も面白かったです。

読了日:5月30日 著者:小玉 歩


評価:★★★
浅く幅広く分かりやすくまとめてあった
 
 
55の思考とノウハウ』のあるように、幅広く網羅されている。
若干浅いが事例も踏まえながら解説されているので読みやすい。

主に経営者の働き方を参照にしており、生産性の高い(高かった)ノウハウをまとめてあります。

最近では、マルチタスクよりシングルタスクが主流で環境整備などのノウハウも多かったです。
ツールに関しても最新ツールを使いこなすよりも、何故それが必要なのかが大事だと。

離婚率など納得させられる事例もありました。

離婚率は、『3組に1組』と言われていますが、これはその年に結婚した夫婦が離婚するのではなく、過去に結婚した人と今年結婚した人の数値が引用されています。

そう考えると、結婚して1年未満で離婚する数は激減しますね。

分母と分子の相関性が歪ですが、『3組に1組』という強力なキャッチコピーが作られてビジネスやメディアに使われている様です。

こういった事も疑う意識は大事だと思いました。

読了日:5月30日 著者:午堂 登紀雄


評価:★★
味噌とスープで時間短縮に使えると思ったが結構作るのが面倒・・・
 
 
ページ数も少なくA5ほどのサイズですが、レシピは面倒で作り方もよく分からない。

レシピを絞ってもっとシンプルにすれば、よりいいと思う。

読了日:5月26日 著者:口尾 麻美

2018年6月に読んだ本

評価:★★★
 
 
著者:三崎優太氏は、実業家で一度お会いして会話もした事がありますが話が合わないレベルで天才感が出ていました。

フルーツ青汁を主軸とする通販会社は年商100億以上、著者:三崎優太氏は、年収10億円以上と日本にはなかなか居ない逸材です。

そんな著者:三崎優太氏が出す最初の書籍が仮想通貨・・・
自伝や通販のノウハウの方が興味がありますが、一応チェックしてみました。

本書の感想としては、仮想通貨やブロックチェーンの事、暗号通貨の種類など網羅的に書かれています。

知っている人なら大体知っている内容ですが、著者:三崎優太氏が実際に投資した実績なども書かれている点は、説得力がありました。

著者:三崎優太氏は、元々スーパーアフィリエイター。
多い時で月に3000万円を20代前半で稼ぐ凄腕です。

更に、アフィリエイターの後は、株式投資やFXをされています。
この時に身につけた分析力から、短期的に儲ける会社や業種を発見されています。

四季報やら財務諸表、IRを読み解き、健康食品の青汁事業を展開する凄腕です。

お話した時に、青汁業界や青汁の種類など、あまり詳しくなく、商品に対する情熱等も感じにくかったのですが、マーケティングや『勝つまでやる』というスタンスで若くして異例な業績を上げています。

秘書の方と話題になった【VALU】に登録したら、2億は軽く集まりますね。
と話していましたが、実際されていたようで、想像を超える【時価総額:12億円

何もかもが規格外です(・□・;)

次の著書も暗号通過関係ですが、自伝や通販の書籍が出れば読みたいですね!

読了日:6月24日 著者:三崎 優太


評価:★★★★★
 
 
著者を知ったのは、有線(深夜?)TVの番組だった。

フリーターが1億2千万円の借金をして全額返済!
更には所得2億、グループ全体で年商40億の経営者と化けた。

その数字も衝撃的だったが、内容も図書館で読んだ、呉服屋の大福帳から顧客リストの大事さを学び、それを拡張していったとい事を淡々と話していた。

偉ぶることも自慢することも無く、格好も普通より質素で凄腕の経営者には見えなかった。

TVでは、タレントが『凄い!うわー、スゴっ!エェー!』と決してオーバーリアクションでは無いが、内容は本当に凄かったので興味をそそられた。

それで、この書籍に行き着いたが、TVでサラっと言っていた内容と実際の著者の体験は、めちゃくちゃ重みが違っていた。

簡単にサラっとやったのかと思ったが、実際は常人なら首吊りレベルの自体が発生している(汗)
半端なく大変な経験をされています。

著者の自伝ですが、非常にズッシリくる重い内容ですが、経営者なら押さえておきたい内容のオンパレードです。

付箋数:22枚

ビジネス書は、1000冊以上よんできましたが、こういったノンフィクション実録は非常に役にたちます。

実際に経験を積めば、血肉になると思いますが、血だるまにもなります(笑)
生還できるかも分からない体験が本になっているので疑似体験で済ませたい所です( ̄▽ ̄;)

こういった内容を、さらけ出すには著者も大変だったと思います。
実際、泣きながら書いたと、あとがきの方で読みました。

壮絶な内容で2日間は心がモヤモヤしました。

実例が結構出てきますが、お話できる話とできない話があって、出来る話を書かれていますがその内容も、豪遊した挙句に韓国で投身自殺(水の底に沈みました)だとか・・・

真面目ホテルマンも借金返済の為、デリヘルの印刷業を開始、儲かりそうな話に飛びつて最後はお金に詰まって二世帯住宅で首を吊って自殺。

著者は不動産会社に勤めていた時の経験や体験談が随所に書かれています。

不動産デベロッパーでの体験談は非常に面白いです。
不動産関係の書籍も沢山読みましたが、より生々しく儲かるロジックが分かります。

財閥系と鉄道系のデベロッパーがなぜ強いのかは、目から鱗でした。
内容を聞けば納得しますが、ここに行き着いた著者も凄いです。

会計やらの資格と実務をこなしていく内に見えてきたとは思いますが、かと言って簡単に取得できる訳では無いので、努力が凄いです→著者は田舎岡山の高校から東大に入っています。

TVでも、何度も言っていましたが、呉服屋の大福帳。
デベロッパーでは、名簿が大事になるようです。

そこで、『名簿屋』での調査をしていますが、昨今のビジネスでもハウスリストや顧客リストは非常に大事で僕自身もその大事さを痛感しています。

その名簿も、ランクや質が色々あって、『騙された人』『ねずみ講に入っている人』『資格商法で騙された人』『美容整形の資料請求した人

こういった名簿が売り買いされているとは驚きです。
2018年の現在では、メールアドレス1通=1000円ほどなので、名簿が幾らか分かりませんが、いつの時代も名簿(リスト)が大事な事が伺えます。

名簿の歴史でTVでも『呉服屋の~』と話していましたが、本書では更に深い話をされています。

大福帳は、特殊なこんにゃくで作った紙で出来ており、墨で書かれていても文字も井戸に投げ込んだ際、水で滲むことない様に作られています。

呉服屋の大福帳は有名ですが、『富山の薬売り』は知っていますか?

配置薬の薬売りは、薬を売った先の名簿(懸場帳)を、引退するときに次の薬売りに売買するそうです。
その時の、名簿(懸場帳)は、何千万ともなり、コレが退職金ともなります。

買い取って新しい薬売りも、名簿(懸場帳)を元に商売が始められるという訳です(暖簾(のれん)と一緒に)

 
他にも、立山信仰の檀那帳もあるようです。

『商売は名簿に始まり名簿に終わる』

青汁で有名な『やずや』も売却した祭、顧客リストが非常に価値が高かったと言っています→というか常識

著者は名簿が大事だとTVでも本書でも何度も言っているので凄く印象に残っています。

 
名簿の重要性、知っているか知らないかの差を新興デベロッパーの営業マンで例えています。

名簿を知らないと、

●疲れる→日中は賃貸住宅の訪問、夜はポスティング(雨の日も風の日も)
●家に帰れない→自主的に・・・
●土日も休めない→街灯でキャッチやモデルルームへの誘導
●眠れない→重労働+長時間労働で睡眠時間が短い
●激しく詰められる→
個室に連れてかれて人格を破壊される程に侮辱を受け『ボコッ、ドスッ』という鈍い音と悲鳴にならない声と体育系の強気一辺倒の男が人目を忍んでむせび泣く
●逃げても実家から呼び戻される

リアル過ぎる・・・

著者が実際にどうやって稼いだかは割愛されていますが、『FAXDM』は著者が最初にやって作ったそうです(スゲー!)

手法を知るには、著者の本を読み漁るしかないですね。

 
最後の方で、1億2千万円もの借金が膨れた、金主(K氏)との攻防が書かれていますが、最初の伏線がココで回収されます。

ただの自伝では無かったです。
進撃の巨人ばりの回収をします(笑)

それと同時に人間の怖さも分かります。

信用や信頼している人ほど、また知識人やメンター(師匠)、先生も時としては、狩りに来るという事も警戒しないといけないです。

取り立て屋が、結婚した金森重樹さんの家に来たとき、奥さんがノイローゼになって手首を切った。。。

修羅場です( ̄◇ ̄;)

自分の自宅、職場、実家だけに留まらず、嫁の実家にまで取り立て屋が行ったそいうです。

こういう修羅場を超えて今の著者:金森重樹さんが存在していると思います。
物凄く勉強になった本でした。

読了日:6月24日 著者:金森 重樹


評価:★★
 
 
睡眠本は好きで沢山読んできましたが、この本は読みにくい…
しかし、かなり網羅されており『とにかく睡眠は良い!』と至る所に書いています。

残念なのが読んでいて面白く無いです。
著者の感情が無いというか論文の結果を淡々と書いているような無機質感があります。

書いている事は有益ですが読んでいて感情を動かされず面白くないのは残念でした。

読了日:6月7日 著者:マシュー・ウォーカー


評価:★★★
 
 
一年ちょっと前に読んでいる事が読書メーターで発覚( ̄▽ ̄;)
その時は印象が薄く無感想…人の記憶は曖昧だと再認識した(笑)

今読むと学びも多いと気付く。

どうでもいい事より、それをやるとどの位積み上がるか?

著者は『累積効果』と言っていますが納得できるし、累積しない、意味のないことは排除、辞める事が大事だと痛感する。

テレビや新聞もタイムリーなニュースで表層部分のみ放送されるので特に意味がなく、薄い情報の折り重ねで人生に好転する可能性は低い。

テレビや新聞読んで頭がよくなる、博識になるならTVっ子世代の中年以降の人は皆頭良くなるよね?という事でTV&新聞は辞める。

デッドライン』を決める。

コレが時間管理術の肝だと思う。

どの時間術でも必ず出てくるのが『時間制限(デッドライン)』コレが8割位かな。

あとは環境とか体調とか整えれば尚良しといった所だと思う。

読了日:6月7日 著者:午堂 登紀雄


評価:★★★
 
 
Amazonでの評価が非常に高いが内容は結構浅く広い。
気になったワードは、

〇スモールビジネス
〇小さく始めよ
〇複数収入(複業)
〇オフィスは借りない
〇人を雇わない
〇事務用品えお最初から揃えない
〇いきなり法人を作らない
〇全部一人でやる
〇事業計画書なんていらない
〇起業セミナーには極力行かない
〇クレドや事業ミッションなんていらない
〇何でも自分でやってみる

泥臭いことが結構書かれていて共感できる所も多かったです。
時間を買うという意味で外注や他力を使うのが今の流行りですが、泥臭く自分で小さくやる事を推奨されています。

読了日:6月6日 著者:午堂 登紀雄

2018年5~6月のMVP本

5~6月のMVPは・・・

金森 重樹さんの『借金の底なし沼で知ったお金の味 25歳フリーター、借金1億2千万円、利息24%からの生還記』です。

書いある内容が壮絶でした。
また、有線放送されていた放送を、たまたま録画してパソコンに保存していたのも大きいです。

20回は観ました(笑)
結構昔に放送さていたんですが、今になって巡り会うとは思いませんでした。

その動画を編集してデイリーモーションにアップしておきたいと思います(いつかw)

TVではサラっと言っているので、TVを見た後に観るとギャップがあっていいかも知れないです。
関連書籍も沢山借りましたので、また★5が出るかも知れません。

以上、5~6月の読んだ本まとめでした。