日々是好日。
慣れない事してクタクタな
マネクエ(@moneyquest_com)です。
最近、というかちょっと前からやたら賑わっている『国内転売』について時間と体を使って挑戦・検証してきました。
『初心者が簡単に~』やら『誰でも簡単に~』とか『アラフォー主婦でも初月から~』という謳い文句を見たことないですか?
僕は『ホンマかいな?』と疑っています。
結構前から疑っています(笑)
というのも、かな~り前に『BOOKOFFせどり』というのをやった事があります。
非常~に苦労しました( ̄▽ ̄;)
何が大変だったのかおいおい説明していきます。
動画でも解説しています↓
目次
バイヤー歴10年?これまでの実績を紹介
バイヤー歴10年?というのは、嘘ではないです(笑)
海外のブランド品をかなり販売しました。
ブランド商品の真贋も白い手袋をしてやっていましたw
会社も定款には、『小売業』としており会社名も『貿易』を含む会社名にしています。
年商は1億はいっていないです( ̄▽ ̄;)
まだまだです。
従業員は3名以下ですが、辞めたりしますので変動しますね。
展開販路としては、ネットショップ,楽天市場,Amazon,ヤフオク,BUYMA,各フリマアプリ
などで展開しています。
バイヤーとしての実績
具体的な実績を紹介します。
とある、超一流ブランドを累計1億円以上販売しました。
BUYMAでも常にTOP10に入るブランドです。
僕が取り扱っていた時は、そんなにメジャーでは無かったのですがあっという間に超人気商品になりました。
決済後のキャンセル代金の合計で新築一戸建てが建つ金額でしたので、その集計表を持って信用金庫で借り入れもできました(笑)
他にも、『C』がつくトップブランドや乗馬から発祥した『H』ブランド。
最高峰ダウンの『M』とか、ムートンブーツの『U』とか沢山取り扱いをしてきています。
これらを、海外在住のバイヤーから仕入れていました。
プロも居れば素人もいますので、そういった人を50名以上教育してバイヤーとして教育してきました。
取引したバイヤー&国は…
アメリカ,ヨーロッパ(イギリス、フランス、ドイツ、イタリア、ベルギー,オランダ)香港、上海、北京、オーストラリア、ニュージーランド,キューバなど
また、香港のブランド商社とBtoBの取引きもしていました。
海外一流ブランド品を、定価の8~7割引で仕入れることができたので、上手くいけばかなり美味しい案件でしたが、いろいろ合って今は国内の商社と取引しています。
国内店舗せどりの経験・実績
これまでの国内せどり?というか分かりませんが実績を紹介します。
- マグカップ転売→とあるご当地グッズを売りまくる
- お酒転売→売れてから買いに行っていた
- 地場産商品転売→税理士紹介の生産元から販売
- 100均一転売→セリアで購入して売っていた。
- 野菜販売→マックスバリューの野菜を売っていたw
詳細の説明は割愛しますが、国内転売っぽいんですがちょっと違います。
ご当地キャラが超ヒットしていたので関連商品が山のようにありました。
それらを、Amazonやらヤフオクに出すだけで結構売れました。
次に製造先・販売先が地元にありましたので、社長さんに説明して6掛けで卸して販売していました。
僕の近所には、ご当地御殿が建つ程の人気でした(笑)
唯一、今の転売ぽいのは、100均一せどりです。
とある食品の付属品としてセット販売していましたが単体でも売れる事がわかりました。
108円で購入して500円で販売。
卸経由で72円まで値下がりしました。
動画で詳しく話していますので合わせて見てくれるとより分かりやすいです。
せどりの種類
- 本せどり(別名:ブックオフせどり)
- CD・DVDせどり
- 家電せどり
- 雑貨せどり
- ホビーせどり
- 電脳せどり
大きく分けてこんな感じです。
せどりの専門では無いので詳しい詳細はわかりません。
昔から有名なのが『BOOKOFFせどり』です。
古本を100円均一で購入してAmazonで1円で売るという手法でした。
当時は、1円で購入されても送料が340円だったので利益が出ました。
※今は257円です。
クロネコメール便が、80円~160円でしたので利益がでます。
ただ、猛烈な薄利多売ビジネスでした( ̄◇ ̄;)
最初の一歩として推奨されていたのを今でも覚えています。
ココ最近では、フィギア・おもちゃと家電が人気ですね!
必要な物
必要な物は少ないです。
最低限コレがあれば大丈夫というのを紹介します!
コレは行ける!と思ったら有料のツールを導入するといいと思います。
①:スマホ(iPhone、Android)
スマホは必須ですね!
アプリの関係で、IOSかAndroidのどちらかのOSが入ったスマホにしてください。
②:アプリ(セドリスト、せどろいど)
どちらも無料のアプリです。
『セドリスト』はiPhoneで、『せどろいど』はAndroidで使えます。
どちらも、使ってみましたが、やや『せどろいど』の方が使いやすかったです。
挑戦!実演しましたーーー!
こっからが本番です!
今回は挑戦したのは・・・
場所:YAMADA電機(決算セール)
探した時間:6時間
事前にチラシや探す場所、探すカテゴリーなど予習して行きました。
特売のワゴンを探したり…
手書きの値札を探したり…
途中、子供が迷子になって店員に保護されて焦りましたが(^_^;)
約6時間探し続けました。
結果はどうだった?
確かにAmazonより安い商品はいくらでも見つけられました(特売品や処分品に限る)
ただ、Amazon手数料や送料などを引いて儲けがでるかというと相当厳しいと感じました。
それでも、唯一商品を見つけましたが、メーカー規制があり出品できなかったです( ̄▽ ̄;)
超有名な会社(時価総額100兆近い)なので、出品規制が掛かっているとは用意に想像できました。
事前に、国内の電化製品TOP企業でアカウントに規制が掛かってないか仮出品もしていました。
しかし、リサーチの数が増え、アプリでは詳細は細部まで出ないのでメーカー純正品とは判断できず仕入れてしまいました。
(サードパーティーと勘違いしました)
また、アプリでJANコードを読み込ませるのですが、複数登録されている商品があり、誤って仕入れそうにもなりました。
並行輸入だったり、おまけが追加されている商品は単品より高い価格が表示されるので注意が必要です。
せどりツールとAmazonシュミレーション
YAMADA電機(決算セール)という事もあり、目玉商品は利益がでそうな商品でした。
せどりツールとAmazonシュミレーションを使って商品を仕入れて良いか検証します。
商品はコレ↓です。
流石目玉商品!激安です。
せどりツールでは、このように表示されました。
Amazonシュミレーションでは、このように表示されます。
なるほど~な数字ですね!
利益は出るようです。
次にこの商品が売れるかどうか確認しないと行けません。
そこで出てくるのが『MONORATE(モノレート)』です。
http://mnrate.com/
どちらのアプリツールにも、標準で装備されています。
このモノレートは、商品のランキングや価格変動などが見れます。
ここの数値・グラフを見てある程度、売れるか売れないか判断ができます。
価格変動画面は、このようになっています↓
ランキングは、このようになっています↓
このランキングは、指標の中で最も大事です。
商品が売れる毎に、グラフは下に跳ねます。
ランキングの数値も大事ですが、グラフの変動も大事です。
今回の場合、季節商品なので6月末から急激にランキングが変動しています。
需要が高くなった事を意味しています。
なので、この時点で購入しても恐らく無事に売り抜けることが想像できます。
Amazonの出品者を見ても大体2900円で自社発送なので平均値で売れば確実に売れ利益も残ると予想できます。
他にも目玉商品のシュミレーションを動画で解説しています。
注意!アプリは正確に利益計算してくれる訳では無い
セドリは、教材もアプリも豊富にあります。
ここが油断というか落とし穴ですね・・・
アプリに依存する傾向があるというか、何でも簡単にしよう(楽をしよう)とする傾向が見られます。
なので、アプリ解説の動画など『誰でも簡単に~』という謳い文句が多い気がします。
実際に、リサーチした商品を動画で解説していますが、初期設定では、正確な利益は算出されません。
ちゃんとAmazonのシュミレーションと同程度の利益になるように変数を掛けて調整しました。
また、Amazonのシュミレーションも正確では無いので大体の目安での判断になります。
正確には。。。
販売価格:10,000円
仕入れ料:5,000円
Amazon手数料:1,000円
FBA手数料:500円
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粗利:3,500円
更に、
月額手数料:4,980円
倉庫料:?
Amazonへの輸送料:?
梱包資材費:?
などなど、販管費が掛かってきます。
もっというと、家賃(倉庫)や電気代、インターネット代金や移動費用、ガソリンなど掛かってきます(固定費・変動費と言います)
まとめ
今回、仕入れができたのは1点だけでしたが、相当難しいと感じました。
目利きが必要なのは勿論な事、店舗を数店舗(平均5店舗かな)回らないと行けないので体力も必要です。
地方では、車が必要です。
商品が多くなれば車は必須ですね!
あと、世間体が気になる人は難しいと感じました。
携帯を出して、バーコードを読み込む仕草は、結構気を遣いますよ。
店員の目と周囲のお客さんを気にしない肝も必要だと感じました。
僕は、銀行や商工会議所などでプレゼンするのは得意ですが、店舗せどりは苦手、マインドブロックが働きました。
逆にセドリしている人は、銀行や商工会議所など苦手な人が多いです。
アフィリエイト関係も苦手な人が多いです。
片手間や副業から入ってきているので、実業・ビジネスといった感じは苦手な様です。
それと、店舗せどりが得意な人は、電脳せどり?輸入、輸出ビジネスが難しいと感じると思います。
巷では、【店舗せどり>電脳せどり】の様に、店舗せどりの方が簡単という事になっています。
店舗せどりでは、地の利もあるので何とも言えませんが、仕入れを電脳→通信という風に捉えるとかなり幅が広くなります。
僕の事例で言うと、インターネットから商社にメールして卸契約を結びFAXで注文していました。
一次、ABCマートの次に弊社が注文している状況になり、担当者が大阪から挨拶に来ると言われましたw
しかも、月末締めの翌月末払いだったので非常に資金繰りが良かったですヽ(´▽`)/
こういった例が何個もあります。
勿論、オフライン繋がりの事例もあります。
最後に、輸入・輸出だと、貿易業とドヤ顔できるんですが、せどりだと仕事を何と言うんでしょうか?
バカ正直に『BOOKOFFで中古の本をAmazonで売っています』という人はいないと思いますが、転売・横流しとは言えないですね。
ウォルマートみたいに小売業と言えば良いと思いますが、せどり(ビーム)をしている途中で知り合いや親戚、子供の友達など会ってしまうと超気まずい様な気がします(^_^;)
まぁ、そういう事を気にする時点でせどりは向いていませんね。
今回、長い事インターネットでいろんな商品を売ってきた僕の目線から解説して見ました。
一部、景気よく儲けているようなので店舗せどりで稼げるのは事実でしょう。
更にコンサルや塾で、転売より大きなお金を稼いでいるのも事実だと思います。
本腰入れてやる場合は、ちゃんとしたコンサルを申し込んで実際に隣でやって貰うのが一番の近道ですね!
PS.
YAMADA電機に親族がおり、親族割引で鬼のように安くなるんですが、その手法はいつまでも使えずYAMADA電機事態がAmazonで販売していないので仕入れには使っていませんでした。
ケーズ電機などホームセンターはAmazonでも売っていますが、YAMADA電機で買ってAmazonで売ると、YAMADA電機自体の首を絞める事になると思いました。
PPS.
事前にセドリをやっている方を、沢山リサーチしましたが、セドリ自体楽しいものでは無くいつまでもやりたくないと感じている人が多数でした。
僕もやってみて虚無感を感じました。
転売・横流しは、あまりいい言葉では無いですね(^_^;)