日々是好日。
HDDをフォーマットするという事件を起こした
マネクエ(@moneyquest_com)です。
久々にやらかしました( ̄▽ ̄;)!!
外付けHDDの容量が限界に近づいていたのでデータ移行→フォーマットをした所。。。
まさかの違う外付けHDDまでフォーマットされていました(* ̄□ ̄*;)!?
怪奇現象かと思いました。
何度もチャックしたのになぜでしょうか(゜д゜)??
フォーマット直後は良かったのですが、30分後にはスッカリデータが無くなっていましたわ…
という事で、フォーマット(削除)してしまったHDDのデータ復旧・復元の方法をいろいろ模索・テストした結果、無料で有料級の無料ソフトを発見したのでデータ復旧方法を解説したいと思います。
目次
データ復旧の前に用意するもの
最低限必要なものは下記の3点です。
- 復旧させたい容量2倍のHDD 又は メディア
- 復旧・復元ソフト
- 時間
大容量のメディアが必要
HDDの中身には過去のデータも残っている場合が多く、それらもまとめて復旧・復元されます。
今回の外付けHDDの場合、500GBですが1000GB(1TB)以上のデータも確認できました。
500GBしか容量が無い場合、データ復旧時にエラーが出ますので、ココは事前にHDDを用意する必要があります。
※SDやUSBメモリーの場合は、空いている容量で大丈夫だと思います
この時に注意して欲しいのが、復旧させようとしているメディア(HDD、SSD、SD、USB)に、データを復旧させない様にしてください。
上書きされて消されてしまいます。
今回用意したのはコチラ↓の商品
外付けHDDなども検討しましたが、一番コストパフォーマンスが良く信頼性を重視しました。
復旧ソフトはいくつか併用しよう
今回は無料で高機能な【Recuva】をメインに紹介します。
他にも有料ですが、お試しでスキャンできるソフトを2つ使っています。
データを完全に復旧できるとは限らないので、2つ以上で復旧しようとするメディア(HDD、SSD、SD、USB)をスキャンしましょう。
因みに、今回使用したソフトは以下の3点です。
■Recuva
http://www.piriform.com/
■EaseUS-データ復旧ソフト-
https://jp.easeus.com/data-recovery-software/
■完全データ復旧Pro15
https://www.junglejapan.com/products/kanzen/fukugen/products/data.html
容量が大きい程、時間が掛かる
今回、500GBのHDDでしたが、中身をみるスキャンだけでも4時間掛かりました。
復元やファイル確認を入れれば、データ復旧まで1日以上は掛かります。
他の方は10日以上掛かったというのもありました。
フォルダ・ファイルの構成やファイル名が復旧できるわけでは無いので、時間が掛かるのだと思います。
復旧ソフトで削除したHDDの中身を確認
まず、メディア(HDD、SSD、SD、USB)の中身を確認します。
今回、HDDをクイックフォーマットしてしまったので、以後HDDの復旧方法を解説します。
HDDの中身を見る為、各ソフトには『スキャン』という機能が付いています。
このスキャン機能を使ってHDDの中身を確認する必要があります。
もう少し詳しく言うと、スキャンできたデータは、確認ができているので復元できる可能性がありますが、確認できていないデータは復元できません。
なので各ソフトでどのレベルでデータを確認できるかスキャン能力を比較する必要があります。
ソフトを購入して実験しないと比較できませんが、今回はある程度データが復旧すれば『ヨシ』としています
お勧めの無料データ復旧ソフト【Recuva】
それでは、実際にデータ復旧した際に使用した無料のソフトを紹介していきます。
他にも沢山の無料ソフトがありましたが、使えたのはこのソフトだけでした。
環境やデータの種類にもよると思いますので、今回の例では紹介するソフトのみ復旧実行しました。
【Recuva】
http://www.piriform.com/
海外のソフトですが、かなり使いやすいユーザビリティです。
日本語表記できるので安心してください。
有料版もありますが、サポートがあるか無いかだけなので無料版で十分です。
Recuvaのダウンロードから設定
ダウンロードから簡単な設定方法をお伝えしていきます。
【Recuva】公式サイト
http://www.piriform.com/recuva/builds
上記より、ダウンロードします。
【Recuva】には、インストール版とポータブル版があります。
ポータブル版は、USBやSDに入れて持ち運びが可能です。
インストールしなくていいソフトが、最近増えてきて嬉しいですね!
クラウド化にともなってインストール不要のソフトも増えてきました。
ポータブル版でも問題なく使えますので、今回はポータブル版の説明をさせて頂きます。
公式サイトより、『Recuva – Portable』をダウンロードします。
ダウンロードが始まらない場合、【Start Download】をクリックすれば始まります。
ダウンロードできたら、解凍してください。
解凍すると、『recuva』と『recuva64』というアプリケーションがあるので好きな方をダブルクリックして下さい。
因みに、お使いのパソコンが32bitのOSの場合は『recuva』しか使えません。
64bitに対応していれば『recuva64』を使うといいです。
分からない場合、『recuva』にしておきましょう。
起動すると、英語表記なので日本語表記に変更します。
【Option】→【General】→【Language】→【English→Japanese】に変更します。
データを見る(スキャン)
次にファイル復元する対象を選択できます。
上から…
- すべてのファイル
- ピクチャ
- ミュージック
- ドキュメント
- ビデオ
- 書庫形式
- 電子メール
といった風に選択ができます。
指定して復元したい時はよさそうです。
容量が大きい程、スキャンする時間も掛かるので復元したいファイルが限定されている時は使えます。
今回は、HDD全体なので『すべてのファイル』を選択します。
次に、ファイルの格納場所を選択できます。
上から…
- ハッキリしない場合
- メディアカードまたはiPod
- マイドキュメント
- ゴミ箱
- 特定の場所
- CD/DVD上
ハッキリしない場合は、一番上の『このPC上にある全ファイルをスキャンする』事になり、非常に時間が掛かってしまいます。
できるだけ場所を指定しましょう!
また、指定する際も、【Recuva】を同じ場所に保存せず、且つデータを復元する場所を設けてやらないといけません。
今回の例でいくと、【Recuva】は新しく増設した内蔵HDD(3TB)にダウンロードして、データ復旧するのは、外付けのHDD(500GB)。
このデータ復旧先は、増設した内蔵HDD(3TB)の『HDDデータ復旧フォルダ』といった感じです。
詳細スキャン(ディープスキャン)に時間が掛かる
スキャンする際に、通常のスキャンと隅々までスキャンする設定があります。
コレは、時間が掛かりますが確実に『詳細スキャン(ディープスキャン)』しましょう。
各ソフト呼称は違いますが、実行する内容は一緒です。
通常スキャンで見つからない場合は、再度スキャンするという2度手間になりますので、時間が掛かっても詳細スキャンをしてください。
今回、外付け500GBで約4時間掛かりました。
各ソフトでスキャン時間は異なりますが、最低でも2時間、長くて6時間程だったと思います。
いくつかの有料・無料ソフトで比較
今回試した他のソフトではどうだったのか比較してみたいと思います。
と言っても、有料版は購入しておらず、スキャン機能の比較です。
EaseUS-データ復旧ソフト-
公式サイト
https://jp.easeus.com/data-recovery-software/
定番のデータ復旧ソフトです。
かなり高精度でディープスキャンしてくれます。
500GBのHDDに対して、1327.25GBもスキャンしているので、かなり深く隅々までスキャンできています。
階層の構成もタイトル・ファイル名も復元できるので、試したツールの中でもダントツに性能が良かったです!
評判も非常にいいのですが、ソフトの価格が8900円と悩ましい金額でした。
どうしても復元したいソフトがあればやる価値あります。
※追記
アンインストールした際にワンタイムオファーが来ました!
価格がなんと4,990円(税抜)になりました!!
ただ、Amazonの評価欄には…
HDDに復元されましたが、テキストは文字化け、動画は、ほぼ全て再生不可、インストールファイルは機能せず…
画像ファイルのみ復元出来たものが複数あっただけで、
画像以外のデータは元と同じ容量の全く使えないゴミデーター構成という感じで非常にがっかりしました。
音声ファイルは再生できず、文書ファイルは文字化けし全く使い物になりませんでした…
削除したファイルが復元されたとき感動しました。
独自のカテゴリに種類別に分けられるのでデータの整理が大変です。
でも元に戻っただけでも御の字です!!
など、必ず上手くいっている訳ではなさそうなのでこの点は注意ですね!
必ずお試し版を使ってディープスキャンを行って判断してくださいね!!
完全データ復旧Pro15
公式サイト
https://www.junglejapan.com/products/kanzen/fukugen/products/data.html
このソフトは、ネット上で評価が高かったです。
スキャンの精度は、まぁまぁで困った事に全てのファイルが乱数になってしまいます。
階層の構成も復元できるか分からなかったので、この時点で採用することは無いと判断しました。
無料ソフト【Recuva】
今回使った【Recuva】は、無料ながらにかなり高機能・高精度でした。
※クリックで拡大されます
有料のEaseUS程では無いにしろ、階層復元でファイル名も確認できておりました。
これだけスキャンできて無料というのが恐ろしいですね( ̄▽ ̄;)
本当にありがとう(笑)
状態が『復元不可能』とありコメントで『~によって上書き』という風に理由が書かれておりとても親切です。
データ復旧方法を開始する
復旧方法は簡単です。
復旧させたいデータにチェックマークを入れて【復元】をクリックすれば実行してくれます。
かなり時間が掛かりますので気長に待ちましょう!
他の作業をしながらすると時間が掛かります。
できれば夜間などに実行し翌朝完了しているという形がいいと思います。
※大容量の場合
電源の設定をしておこう
夜間や席を外している間に稼働させる場合の設定です。
通常、何も操作が無ければ、30~3時間程で『スリープ』になるはずです。
そうならない様に、電源が自動的に切れないように設定しておきましょう。
【スタート】→表示されたアプリの一覧から【Windowsシステムツール】→【コントロールパネル】
コントロールパネルより【電源オプション】この時、表示方法は『大きいアイコン』に設定してください。
→【プラン設定の変更】→【ディスプレイの電源を切る:任意の時間】→【コンピューターをスリープ状態にする:適応しない】
特に、【コンピューターをスリープ状態にする】は、【適応しない】にしておくのが無難です。
途中でスリープ状態になれば、立ち上げた際に再スキャンが上手く行くとは限りませんので。
復旧・復元はできたか?
気になるデータ復旧具合ですが…
元データ:460~480GB程使用していたと認識しています
復旧できたデータ:318GB
完璧では無かったですが、書類関係と写真関係は、ほぼ復元できたと思います。
復旧できなかったのは、主に容量の大きい動画関係です。
リッピングしたDVDデータが120GB程あったのと、結婚式関係が35GB、ロマン動画が32GB程ありました。
完全に復旧できないのは、リッピングしたISOファイル(4.7GB~)で、他の動画は、フォルダ階層は復元できていないものの、動画はチラホラ確認できました。
ISOファイルは、DVDをリッピングしていたのですが鑑賞せずに半年以上放置していました。
今はAmazonビデオや海外から閲覧できるのでいいとします。
結婚式関係は、思い出に残しているのでOK(笑)
ロマン動画が残念です( ;∀;)
時間を掛けて集めたコレクションが消えてしまいました(今回で2度目!!)
今度からDropBoxで2重保存しておきます。
動画や容量の大きいものは難しい
他のソフトにも言える事ですが、やはり動画の復旧は難しいようです。
音楽や短い(容量の小さい)動画は、復元できているようでした。
長い動画や容量の大きい動画は、【Recuva】の場合、難しいようです。
EaseUSでは、4.7GB以上のファイルもスキャンできていたので復旧できるかも知れません。
まとめ
いかがでしたでしょうか?
検索しても、広告や業者の記事が目立ち、実際どのソフトが使えるか分からなかったので、今回まとめてみました。
パソコン歴が長い程、こういった事経験しますよね?
僕は、コレで5回目位かなぁ~( ̄▽ ̄;)
DropBoxなど便利なツールが出てもこういう事は起こりますので、データ復旧方法として参考になれば幸いです。
半分以下しか復元できませんでした、でも重要なデータが復元できた!